【コスメコンシェルジュ直伝】正しいメンズの洗顔の基本とよくある質問
スキンケアの初めの段階である
洗顔について今回は解説します。
洗顔をおろそかにすると、その後の保湿に
悪影響が出たり肌トラブルに繋がるので
正しい洗顔を覚えていきましょう。
肌の悩みに合ったスキンケアは資生堂dプログラムトライアルセットがオススメです。
洗顔方法
必ず泡立てる
洗顔料をそのまま肌につけて洗い始めるのはNGです。洗顔料を最初につけた部分は肌への刺激が強すぎる可能性が高く、手と肌の摩擦が大きくなり肌へのストレスとなります。
特に男性の手は、ゴツゴツしている手の方や仕事柄マメや手の皮が厚い方が多く、
そのまま洗顔すると肌を傷つける可能性が高くなります。
なぜ泡にすると良いのか?
・肌へ均一に洗顔料が行き渡り本来のパフォーマンスが発揮できる。
・手と肌の間に泡の層が出来る事により摩擦が減るので肌へのストレスになりにくい。
という点があります。
泡で出てくるアイテムもたくさん売っているので
そちらを使うのも良いです。
簡単な泡立て方
手で泡を作るのは中々大変です。
泡立てようのネットか100均などに売っている
泡立てる道具を使うと簡単です。
どちらも洗顔料と水を混ぜるだけで
ふわふわの泡が出来ます。
ここで注意点ですが、泡立てる際に使った道具は
必ず水洗いし良く乾くように保管しておいてください。
汚れが残ったままだったり、水切れが悪いと雑菌が繁殖してしまう可能性があります。
ジェルタイプの洗顔料は泡立てないで使えます。
ゴシゴシ洗うべからず
確かにゴシゴシした方が、気持ち的にはよく洗えているように感じますが
実際は肌を痛めている可能性があります。
そもそも顔の汚れとは、特殊な場合をのぞけば
皮脂と古くなった角質、埃がメインとなるものなので
強く洗わなくてもこれらの物は落とせます。
メイクをしている場合でも、クレンジングで落としてから
洗顔するので強くこする必要はありません。
優しく洗顔するのが大切です。
洗顔のお湯の適温は?
適温は32-34度です。
体温より低いので、少し冷たく感じます。
水で考えると冷たくない
お湯で考えると暖かくない
こんな温度が適温と言えます。
温度が高いと
必要以上顔の脂を取ってしまったり、水分が蒸発するスピードが早くなり
余計に乾燥してしまう可能性があります。
温度が低い(水で洗う)
皮脂が固まり落としにくくなったり、毛穴が締ってしまい保湿効果が悪くなります。
洗顔手順のステップ紹介
洗顔料の流し方
ここで泡の流しが甘いと、いつまでも肌に洗顔料が残ってしまい肌トラブルとなるのでよくすすいでください。
手で流す場合は30回から50回程水をバシャバシャと顔にかけおでこから顎のラインまでしっかり流してください。
シャワーで行う場合は、水圧を高くしすぎないように注意してください。
洗顔後の顔の拭き方
ここでも、タオルで顔をこするのは厳禁です。
肌にタオルを置く感覚で水分を吸収していくイメージです。
洗顔料のタイプと選び方
洗顔料のタイプとその特徴
成分が多めなので肌に刺激になる事がある
保湿剤が入っている
様々な商品が出ている
取り出しやすい(反面使いすぎる)
泡立てやすい
保管しやすい
添加物が少ない
配合成分が少なく肌に優しい場合が多い
扱いづらい
使いづらい(長持ちする)
保管が難しい
泡立てないで使える
保湿効果が高い
保管しやすい
洗浄力が弱め
値段が高め(量も使う)
泡立っている
肌への刺激に感じる事がある
コスパが良くない
保管に場所をとる
添加物が少ない
酵素配合の物が多い
商品自体が少ない
保管が難しい
洗顔料の選び方
自分の肌タイプ×肌の悩み×洗顔料のタイプ
で選ぶと良いでしょう。
自分の肌質(乾燥肌、脂性肌、混合肌)を考えます。
ニキビや肌のくすみ、乾燥しすぎるなどの肌の悩みがあるのかを考えます。
前項の5種類のタイプで使いたいタイプを決めます。
STEP1.2.3を踏まえアイテムのパッケージや商品紹介などを見て自分に合ったものを選びましょう。
好みの洗顔料のタイプを選べばあなたに合った洗顔料に出会える確率がグッとアップします。次項から肌の悩み別にアドバイスをしています。
肌が脂っぽいと感じる方
洗浄力が高い石鹸系成分がメインの洗顔料がオススメです。
石鹸系の成分って何?
成分表示の上位に石鹸(せっけん)の文字があるもの、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸(この後に水酸化Naもしくは水酸化Kと続く)など。
(例)ラウリン酸K、ラウリン酸Na
ミリスチン酸K、ミリスチン酸Na
パルミチン酸K、パルミチン酸Na
K:カリウム NA:ナトリウム
これらの成分が成分表示の最初の方に書かれていると洗浄成分が高めの洗顔料です。
またパッケージに皮脂汚れにとかクレイ(泥)とか書いてある商品が洗浄力が高いアイテムである可能性が高いです。
ただしこれらの商品は洗浄能力が非常に高いので
肌に刺激を与える場合もあるので注意も必要です。
肌が乾燥していると感じる方
アミノ酸系洗浄成分がメインの物がおすすめです。
グルタミン、タウリン、グリシン、アラニンなどが成分表示の最初に書かれているものです。
さらに保湿剤が配合されているものを選びましょう。
保湿剤の成分とは?
DPG、BG、グリセリン、~トール、ヒアルロン酸~とかが代表的です。
パッケージに高保湿とか保湿剤配合とか書いてあるので目印に探してみてください。
洗浄成分が強いと乾燥肌の方は洗浄力が強すぎると余計乾燥に繋がるので、あまり強いものはおすすめできません。
敏感肌だと感じる方
パッケージに低刺激、優しいと書いてあるものを選ぶと良いでしょう。
洗浄成分はアミノ酸系がおすすめでアミノ酸系洗浄成分がメインの物がおすすめです。
グルタミン、タウリン、グリシン、アラニンなどが成分表示の最初に書かれているものです。
またスクラブ等の粒子が配合されているものは肌への刺激が
強いので選ばないほうが無難です。
スースーするようなアイテムも刺激となるので
避けましょう。
ニキビが気になる方
ニキビ予防とかノンコメドジェニックテスト済の表記があるものがオススメ。
大人のニキビは乾燥が原因で出来てる可能性が高いので洗浄料がマイルドなものがおすすめです。
またスクラブは刺激が強いので避けた方が無難です。
毛穴が気になる
クレイ配合のものがオススメ。
クレイとは泥の事で汚れや皮脂などのをものすごい小さな
粒子に吸着し肌をキレイにしてくれます。
あまり長時間肌につけていたり、強くこすりすぎると肌を傷つけるので
注意が必要です。
洗顔後のスキンケア
必ず保湿をしよう
→洗顔後は保湿をするスピードが大事
洗顔後の肌はとても無防備な状態です。
そのまま放っておくと、水分が蒸散し乾燥してしまいます。
乾燥したままにしておくと、肌が余計な皮脂を分泌したり肌トラブルへと繋がっていくので
洗顔後は化粧水、乳液乾燥が気になる部分へクリームを塗るようにしましょう。
洗顔する場所に、これらの保湿アイテムを置いておき洗顔からの一連の流れで保湿まで行うと良いです。
よくある質問
ボディーソープで洗顔はOK?
ボディーソープは洗浄力が強いので使わないほうがいいです。
今まで使ってきていて肌に問題が起こってい無ければそのままでも
いいですが加齢や体調によっては今後悪影響になることもあります。
毛穴の汚れが落ちない
毛穴の汚れの悩みに絞った洗顔料も多数あります。
無理に落とそうとしてゴシゴシ洗ったり、指で強く押したり接着してはがすタイプのパックなどを使うと逆効果になる可能性があるのでじっくり、ゆっくり対処していきましょう。
日々の洗顔、保湿などの基本的なスキンケアが大事です。
シャワーを直接肌にあてて良い?
温度を32-34度にし、強すぎない水圧でなら問題ありません。
ファインバブルシャワーヘッド等も洗顔に効果的とされています。
女性用の物でもいいのか?
よほどの脂性肌でない限り問題ありません。
下手に小さい規模のメーカーのメンズ商品より
大手女性メーカーの方がコスパもよくおすすめの場合が多いです。
男性用、女性用に囚われず自分の肌の悩みに合った商品を選ぶことが重要です。
洗顔をしないとどうなる?
洗顔しないと
・ニキビが出来やすくなる。
・スキンケアアイテムやコスメ等が肌になじまない。
・雑菌などの繁殖による肌トラブル。
・肌のテカリやくすんだ印象による清潔感の欠如。
等に繋がります。
洗顔フォームを使わない洗顔はあり?
一時期洗顔フォームを使わない洗顔方法が流行ったときもありますが
私は洗顔フォームの使用を勧めています。
その理由は
・皮脂は石鹸成分で落ちる
・雑菌等も殺せる
その後のスキンケアアイテムの効果アップに繋がる等が挙げられます。
朝と夜の洗顔違いは?
特に分けて洗顔する必要はありません。
もちろんコスメを使用している場合はクレンジングで化粧を落としてください。
どちらも洗顔フォームを使えば洗い落とせるので
こだわりがなければ朝と夜同じ洗顔フォームで問題ありません。
コスメコンシェルジュからのアドバイス
洗顔フォームは様々な形状、成分の製品が販売されていますが肌への刺激が強いものは避けた方が良いです。
洗顔してその後の肌が
過剰につっぱって感じる
ひりひりする
赤くなる
と感じ場合は即使用を中止しましょう。
注意した方が良い洗顔料
酵素
酵素系の洗顔は汚れを石鹸の泡で浮かせて取るのではなく
皮脂やたんぱく質を分解して洗浄する物で肌への刺激も強めです。
肌にとって皮脂は防御するために肌自ら分泌しているので
全てが【悪】というものではありません。
余分な皮脂を取り除ければいいので、酵素系を使用する際は毎日使用するのではなく皮脂や肌のごわごわ感が気になった時にポイント的などに使用することを私は勧めています。
スクラブ
スクラブは細かい粒子で肌表面の汚れを落とす事を目的に
配合されています。こちらも肌への刺激が強いことが多いです。
通常の肌の汚れであれば、スクラブ入りのものでない洗顔フォームの
泡で十分汚れは落ちるのであえて選ぶ必要はありません。
正しい洗顔と保湿はきれいなお肌の基本的行動ですので
皆様参考にしてもらえれば幸いです。