【コスメコンシェルジュ伝授】メンズ化粧水の役割、使いかた、選び方まとめ
スキンケアの基本ともいえる化粧水。
今回は、コスメコンシェルジュの私がメンズ化粧水の役割から使い方、商品の選び方まで化粧水について伝授します。
正しい化粧水の知識を得て、美肌男子を目指してみませんか?
化粧水の役割
水分を与える
数ある化粧品の中で、化粧水の役割は肌に水分を与える事です。
男性の肌は、女性より水分量が少なく皮脂が多い傾向にあります。
肌の水分量が少ないと、紫外線、花粉、埃などの肌の外からのストレスに
弱い肌となり肌のかゆみやシミ、そばかすなどの肌のトラブルに繋がります。
ですので、肌に水分を与える化粧水の役割はキレイな肌作りに欠かせない
アイテムなのです。
水分を与える以外の効果がある商品も多数ある
前項に書いたように化粧水の役割に
肌に水分を与える以外の効果がある商品も多数売られています。
例えば
ニキビが悩みの人向けの抗炎症成分、殺菌成分配合の化粧水
脂っぽい肌質の方にさっぱり成分配合の化粧水保湿力を高めた化粧水等様々なアイテムがあります。
※化粧品成分について詳しくは→こちらの過去記事を見て下さい。
化粧水の使いかた
化粧水の使いかたには大体2パターンあります。
一つ目が手を使って化粧水をつける
二つ目がコットンを使って化粧水をつけるパターンです。
手を使って化粧水をつける方法
①500円玉ぐらいの大きさの量を手のひらにとり出す。
(メーカー推奨の量が書いてあるときはそれに従う)
②取り出した化粧水を肌全体になじませていく。
手順はこれだけです。男性の方は多くの方が手のひらを使ってバシャバシャと
顔に広げている方が多いと思います。
顔の部分で乾燥しやすいのは、
目や口の周りが乾燥しやすいです。
特に髭剃りを当てている部分は、肌が弱っていて乾燥している
可能性が高いので重点的に馴染ませていきましょう。
取り出す量ですが、私は500円玉ほどの大きさを推奨しています。顔の隅々、顎の下、首の上ぐらいまで化粧水でしっかり水分を与えるのがポイントです。
手を使う注意点
・取り出す量は多めに
・手のひらにマメや傷があると肌が傷つく
・清潔な手で使う
取り出す量が少なすぎると、肌全体になじまなかったり
手と肌の摩擦が大きくなり肌を傷つけてしまう
のでたっぷり使うようにしましょう。
手の皮が固かったりすると肌へのストレスになるので
こちらも注意です。
清潔な状態の手に出さないと、
雑菌などを肌に塗りたくってしまうので
よく手を洗っておきましょう。
手を使って化粧水をつける時のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
道具が必要ない 時間がかからない 肌への摩擦が少なく優しい | 塗りむらが出来る ガサガサの手だと肌が傷つく 細かい部分に化粧水が届きにくい |
男性の手は、女性より大きく手の肌も厚いので状況によっては
顔の肌を傷つける可能性が高いので注意が必要です。
それでは、手にマメがあったり職業柄手の皮がごつごつしてる時は
どうすれば良いのでしょうか
そうゆう場合はコットンを使ってみましょう。
コットンを使って化粧水をつける方法
手順はこれだけです。
手の時と同じように、乾燥のしやすい口元、目の周りを重点的に
化粧水をつけると効果的です。
コットンを使用したときの注意点は?
コットンに化粧水の取り出す量が少ないと
肌との摩擦が大きくなるので
たっぷり出して使用してください。
またコットンが乾燥してくると
逆に肌から化粧水を吸い取ってしまうので
コットン湿っている状態でやめるのが
ポイントです。
コットンを選ぶとき、質感が固いと肌に負担がかかるのでなるべく
柔らかいものを選びましょう。
ごしごし肌に触れるのでなく優しく触れさせていく。
こするよりもポンポンとおいていく感覚のほうが良いです。
コットンの代わりにティッシュはNG
コットンの代わりにティッシュを使うのはダメです。
肌が傷つきます。
コットンを使って化粧水をつける時のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
ガサガサの手より優しい むらなく均一に塗れる 細かい部分に化粧水を浸透させる | 化粧水の量が増えコスパが悪い 柔らかな手ならコットンの方が摩擦が大きい コットンを湿らす手間が増える |
コットンの費用も掛かるのでコスパは悪くなります。
手の皮が女性のように柔らかな場合だと、
コットンのほうが摩擦が大きくなってしまうので注意が必要です
手とコットンどっちを使えば良いの?
女性用のサイトを見てみると、手のほうが肌に優しいとありますが
男性の手の皮は固いので注意が必要です。
結論としてはまず
肌に摩擦が小さいほうを選んでみる。と覚えておいてください。
化粧水の選び方
沢山の種類の中から自分に合った
化粧水をドンピシャで見つけるのは大変ですが、
今回は初心者でも分かるポイント3つに絞って紹介していきます。
化粧水を選ぶポイントは
1自分の肌のタイプから選ぶ
2肌の悩みから選ぶ
3値段による差は何なのか
の3点です。
自分の肌のタイプから選ぶ
自分の肌のタイプに合った化粧水を使うことは重要です。肌のタイプは大きく分けると4種類です。脂性肌、乾燥肌、混合肌、普通肌です。
脂性肌の化粧水の選び方
まず脂性肌の特徴は
顔全体に皮脂が多くベタつくことが多く、テカリが気になる肌です。肌が乾燥している為に肌を守ろうとして、過度に皮脂の分泌がされている事があるので保湿が大事です。
これを放っておくとニキビや毛穴のつまり等の肌トラブルに繋がっていくので早めのケアが大事です。
この脂性肌に合うオススメ化粧水のタイプは
使用感はさっぱりタイプがおすすめです。
皮脂分泌のコントロールと皮脂の酸化を防ぐ成分の入った化粧水が脂性肌には良いでしょう。
脂性肌におすすめ成分
ライスパワー№6 皮脂のコントロール
ピリドキシンHCl 皮脂のコントロール
10-ヒドロキシデカン酸 皮脂のコントロール
トコフェリルリン酸ナトリウム ビタミンE誘導体 抗酸化作用
パルミチン酸アスコルビルリン酸3ナトリウム ビタミンC誘導体
油分の入っていないノンオイルの化粧水もありますのでこちらもおすすめです。
関連する肌の悩みは
→ニキビ
→毛穴の汚れが気になる悩み
乾燥肌の化粧水の選び方
まず乾燥肌の特徴は
カサつきがあり、荒れてしまいがちで皮脂分泌量が少ない傾向にあります。特に冬の乾燥する時期にはより一層のケアが肌トラブル予防へと繋がります。
乾燥肌をそのままにしておくと肌の元々持っているバリアー効果が弱くなり外部からの紫外線や埃等の悪影響を受けやすくなるので注意が必要です。
この乾燥肌に合う化粧水は
使用感は しっとりで
高保湿タイプの化粧水がオススメです。
化粧水は水分を与える事がメインですが、高保湿タイプの化粧水は水分の蒸散を防いでくれる成分が入っているので乾燥肌の方にはピッタリです。
乾燥肌におすすめの成分
セラミド成分 (セラミド1.2.3.5.6Ⅱ)
高保湿、高バリア
ヒアルロン酸 水溶性コラーゲン アミノ酸類 グリセリン ヘパリン類似物質
高保湿
混合肌の化粧水の選び方
混合肌の特徴は、一部分は皮脂が多くある一部分は乾燥しているような
脂性肌と乾燥肌の特徴を併せ持っていることが特徴です。
例えばTゾーン(おでこや鼻)部分が脂っぽくて、頬やあご部分が乾燥している方は混合肌です。
気になる部分毎に違う化粧水をつけるのもよいですが、付け分けるのは面倒なので皮脂と乾燥でどちらが気になるかで選ぶのがおすすめです。
さっぱり系をつけて乾燥が気になる部分にはクリームで補完するといったスキンケアが混合肌には必要になってきます。
普通肌の化粧水の選び方
普通肌の特徴は、水分と皮脂のバランスがよく肌トラブルになりにくい肌質です。ただし保湿は必ず行った方が良いので好みの使用感のある化粧水を選ぶのがおすすめです。
肌に悩みがある場合はその悩みに合った化粧水を選びましょう。
肌の悩みから選ぶ
ニキビ、毛穴の汚れ、肌が疲れて見える、肌荒れ乾燥、テカリが気になる等肌の悩みから化粧水を選ぶのもおすすめです。
これらの悩みに沿った文言がパッケージに書いてあるのでその文字を探してみてください。化粧水の元々の目的の水分を補充する以外のプラスアルファの成分が添加されていることが多いです。
ここの項では肌悩みに合ったオススメ成分を紹介していきます。
ニキビの悩みに合った化粧水
ニキビの悩み特に大人のニキビには
炎症を抑える成分と保湿力があるものがおすすめです。
具体的な成分は
グリチルリチン酸2K、サリチル酸、アラントインなどです。
詳しくは過去に書いたこちらの記事にありますので覗いてみてください。
毛穴の汚れが気になる方に合った化粧水
毛穴が気になるのは主に皮脂のコントロールが出来ず毛穴に皮脂や古い角質が毛穴に詰まってしまう場合か、加齢により肌全体がたるんできて重力により下に下がり毛穴が広がり目立ってしまうためです。
毛穴悩みには、皮脂分泌をコントロールしたり皮膚のハリ不足に効果的な成分が配合されているものがおすすめです。
毛穴悩みにおすすめの成分
ライスパワー№6 皮脂のコントロール
ピリドキシンHCl 皮脂のコントロール
10-ヒドロキシデカン酸 皮脂のコントロール
トコフェリルリン酸ナトリウム ビタミンE誘導体 抗酸化作用
パルミチン酸アスコルビルリン酸3ナトリウム ビタミンC誘導体 コラーゲン生成促進
などです。
肌が疲れて見える方に合った化粧水
肌のたるみや、顔色が暗いのが目立ってくると疲れて見られます。
皮膚のハリ不足に効果的な成分や顔色を明るくするようなケアを行いましょう。
肌が疲れて見える方にオススメの成分
トコフェリルリン酸ナトリウム ビタミンE誘導体 抗酸化作用
パルミチン酸アスコルビルリン酸3ナトリウム ビタミンC誘導体
トラネキサム酸 メラニンの生成を抑えシミ、そばかすを防ぐ効果
リン酸-L-アスコルビルマグネシウム
リン酸-L-アスコルビルナトリウム
メラニンの生成阻害、肌の張りを保つ
肌荒れが悩みの方へ合った化粧水
乾燥、紫外線等による外的ストレス、使っている化粧品が合わない等が原因になり肌荒れとなります。
刺激となる成分を避け、高保湿で炎症を抑える化粧水を選ぶと良いです。
肌荒れ悩みにおすすめの化粧水成分は
セラミド成分 (セラミド1.2.3.5.6Ⅱ)高保湿、高バリア
ヒアルロン酸 水溶性コラーゲン アミノ酸類 高保湿
グリチルリチン酸ジカリウム 抗炎症
刺激がある成分を知る
刺激になる可能性のある成分類を大きくまとめると
アルコール類、メントール類、香料類です。
配合量、配合目的によって肌への刺激も変わるので参考にしてください。
アルコール類
多くの化粧水に溶剤、殺菌のために配合されている。
肌に塗ると、気化する際にスースした感触になる。
アルコールアレルギーの方や清涼目的の場合は肌への刺激にもなる。
メントール類
適量であれば程よい清涼感を感じるが、肌への刺激が指摘されることもあります。
香料
香料の元になるのは植物のオイルを合成したり精油したりしているものが多く
特に肌が弱っている時などは肌への刺激となることがあります。
ですので化粧水で香りのきついものは避けた方が無難でしょう。
またオーガニック、無添加化粧品などと書いてあっても注意が必要です。
海外だと表示するのに明確なルールがありますが日本だと無いので
メーカー基準の表示となっています。
出来れば初めて使う化粧品の場合はパッチテストをして
自分の肌につけても問題ないかを確認してから使用する方が良いでしょう。
値段による差は何なのか
化粧水の基本成分では
値段の差はあまりありません。
基本は水ですし保湿成分も化粧水ではどれを選んでも大きくは変わりません。
それでも値段の差は商品によってまちまちです。
差の生まれる理由は
・訴求性分、有効成分の差
・流通量の差、広告費用
などが挙げられます
訴求性分とは
美白、シワができにくい、ニキビができにくい
などの水分を補給する以外の効果を与えているものです。
訴求性分はメーカーが化粧水に他社製品と差別化したり付加価値をつけているため値段の差となります。
またどの製品でも同じですが、
流通量が少いにもかかわらず広告が多い商品は
値段にコストが乗っかっているので値段が高くなる傾向にあります。
大手メーカーは、大量生産しているので良い成分が入っていても安くなる傾向があります。
コスメコンシェルジュからのアドバイス
今回は化粧水についてまとめました。
化粧水なんて今どきは男性でもつけてることが普通で既に皆様が知っている情報がほとんどだったと思いますが、
使い方と使用方法、基本的な選び方がまとまってる記事が無かったので記事にしました。
最後まで読んでも何使ったらいいかわからない!と思った方すみません。
よくわかるように、そして上手に伝えられるように勉強していきます。
とりあえずで選ぶなら、大手の化粧品メーカーでそこそこの値段の物を使っていれば間違いないです。
良く研究されてますし、購入者も多い分クレームに繋がるような品質が悪いものは少ないです。
心配なのはネット広告でしか見たことないようなメーカーで結構値段がするものです。レビューがたくさんあって高評価ならまだ安心ですが、買う前によく調べてください。高いお金を出して捨てるのはとても悲しいことです。
自分も数多くの商品で「なんかびっみょー」と感じた商品は良く調べもせずに
公式ページでよさげに書いてあるものを衝動買いしたものがほとんどです(笑い)
もちろん使ってみて「これいいじゃん!」ってものもありますけどね。出会える確率の問題です。
とりあえずスキンケア始めようと考えていて何を買えばいいかわからない方は初回購入は安めの設定になっているようなアイテム(○○トライアルセットみたいな物)で試してみて肌に合うなら購入する感じにすれば損害は少ないです。
ドラッグストアなどで買う場合は、商品の前でスマホでネットの口コミや評価を見て買うほうが失敗は少ないです。
その場で勢いで買うと後悔するかもです。。。
それと買った後は毎日続けてスキンケアするように気を付けてください。
買っただけでは求めるような肌にはなりません。。。。
このサイトではよさげな成分、実際のレビューなんかを忖度無しで発信しています。
化粧品を買う際に参考にしていただければ幸いです。