【メンズ】化粧品成分の表示ルールとポイント【これだけは知っておこう!】

【まずはコレだけでOK】化粧品成分の見方
担当著者:JIMA
コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級
「オトコの肌をきれいに」をモットーに役立つ情報を発信してます。

化粧水、乳液、クリームなどの基礎化粧品
ファンデーションなどのベースメイク用
の化粧品やアイライナーや口紅などの
ポイントメイクアップ化粧品
数多くの商品や情報が出回っています。

最近は、男性専用のアイテムも多くこの中から
自分に合った化粧品を探すのは中々大変です。

特に男性は女性と違い、
化粧品への知識が少ないですし
使用経験もあまり多くないです。
それでは、何を元に化粧品を選べば良いのでしょうか?

憧れの人?
良いことが書いてある広告?

これらを頼りに選んでもいいのですが
情報に偏りがあると肌に思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。

ではどうすればいいのか?
それはパッケージや商品紹介のページに書いてある化粧品の成分のルールが分って配合成分のポイントが読めれば自分に合った化粧品にめぐり合う可能性がぐっと高くなります。

今回は、化粧品のパッケージに書いてある成分の表示のルールなどの
ポイントを紹介しますのでこれから化粧品を選ぶときの参考にしてもらえれば幸いです。

目次 項目をクリックで該当箇所へ

1.化粧品成分の全表示のルール(薬用でない一般化粧品)

一般化粧品の表示ルール
一般化粧品の表示ルール

化粧品成分の表示は化粧品の容器やWEB上の商品紹介ページに記載されています。
この成分を読めるようになればその商品の性質や特性などがある程度分かり購入する時の指標になります。

そしてここでのポイントは化粧品の成分は
その化粧品に入っている全ての成分を表示することが義務付けられています。
さらにその表示方法にもルールが決められています。

全成分を配合量の多い順に記載する

全表示成分の中で配合量の多い順で記載されています。
一番先頭に記載のある成分がその化粧品で最も
多く配合されている成分
となります。
全成分の先頭群に記載されているものが化粧品の基剤(ベース成分)
と呼ばれ化粧品の7割~8割を占めています。どんなに多くの成分が
記載されいても基剤は製品の大半を占めているので
その化粧品の重要な役割を担っています。

1%以下の成分は順不同で記載できる

1%以下の成分はあまり影響を与えないと考えられていることから
このルールになっていると思われます。(実際は使用感が変わったりしますが、、、)

化粧品に配合されている成分で一番多い成分は基剤と呼ばれるその化粧品を構成するための基本成分です。

例えば
化粧水なら、一番多く配合されているのは精製水や保湿成分などの水溶性成分です。

基剤はそのカテゴリーの化粧品ならどの商品でも大体似通った成分で
構成されています。その化粧品の基本の性質は基剤の種類で決まります。

それでは、化粧品の個性を決めるものは何か?
それは基剤より少なく1%の成分より多い成分です。訴求性分や美容成分とよばれ
この化粧品は△△成分配合で○○の効果が期待できます。などと書かれている場合が多いです。
→4.訴求性分、有効成分って何?に詳しく書いてあります。

香料は各成分表示でなく【香料】でひとまとめでOK

香料を芳香剤(においをつける目的)の場合は香料として一括りで記載できます。

着色剤は最後にまとめて記載出来る

着色剤は最後に記載されます。

キャリーオーバー成分は表示しなくて良い

キャリーオーバー成分とは配合されている成分に付随されて入ってしまっている
成分で製品中では何の効果も無い成分です。

薬用化粧品って何?

医薬品のアイキャッチ画像
医薬品のアイキャッチ画像

薬用化粧品とは医薬部外品として認められた化粧品で厚生労働省に承認された有効成分が規定量配合されている化粧品です。

パッケージや容器に医薬部外品または薬用と記載されています。
一般の化粧品よりも効能や効果が得やすいというメリットと
効果がある分、副作用が出る可能性もあります。

注意!
医薬部外品は成分表示がルールとして決められていないので
自主基準で成分表示がされています。
前項の〈1.一般化粧品の成分の全表示のルール〉は
医薬部外品の化粧品のルールには当てはまりません。

オーガニック化粧品って何?

オーガニックのアイキャッチ画像
オーガニックのアイキャッチ画像

本来の意味は【有機栽培された植物由来】という意味です。
しかし日本では明確な基準が無いのでメーカーが独自の規格でパッケージや商品紹介に表示しているケースが多いです。

海外ではオーガニック認定団体があり
その認定マークを表示するために厳格な決まりがあったりします。

注意!
オーガニックという言葉のイメージで肌に優しいと思われがちですが
石油由来や合成された物質の方が刺激が少ない場合もあるので
オーガニック=安心とは思わないほうが良いです。

訴求性分、有効成分って何?

訴求成分(美容成分とも言われる)
化粧品では肌の悩みに対して○○の効果・効能を発揮しますよ
と謳った成分です。化粧品の付加価値を高めます。

有効成分
医薬部外品の薬用化粧品に使われる言葉で
厚生労働省により効果、効能が認められた成分に使われます。

まとめ

解説しているお姉さんアイキャッチ画像

化粧品の成分を見る上でのまとめです

医薬部外品(薬用化粧品)か一般化粧品か?
→日常使いの場合一般化粧品。悩みがある場合はその悩みに合った薬用化粧品。

・一般化粧品は配合成分の多い順で全成分表示されている
→成分表示の先頭群に書いてあるのがその化粧品の基剤(ベース材)です。
化粧品の使用感に大きく基剤(ベース材)は左右するので、色々な化粧品を使ってみて自分にあっている化粧品があったとき
先頭群に記載されている成分に何が入っているかを覚えておくと化粧品を選びやすくなります。
逆に肌トラブルの時も成分を推測することにより自分に合った化粧品を選ぶヒントにもなります。

・オーガニック表示は参考程度に
→オーガニックの表示は日本では規格がないので
メーカー独自の規格表示なので参考程度にするのがおすすめ。
オーガニック=優しいではないので注意。

化粧品の成分をみてこの成分はこの効果があるなと
覚えていくのは大変なのでまずは自分の肌に合う合わないを基準にしていくといいと思います。

化粧品を使ってみて少しでも異変があった場合はすぐに使用を
やめて下さい。
これが絶対的な基本です。

あなたにあった化粧品にめぐり合える為の参考になれば幸いです。

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